【徹底解説】SEO対策のキーワード選定方法やコツをご紹介!
SEO対策をする上で、「キーワード選定」についてどのように考えていますか?
「重要だということは理解しているけど、いまいちその理由がわからない」
「正しいキーワード選定方法がわからない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そもそもなぜキーワード選定をする必要があるのかという概要からキーワード選定の具体的な方法までを解説いたします。
SEOにおけるキーワード選定とは?
SEO対策で成果を出すためには、キーワードについて詳しく知っておくことが重要です。そもそもSEOとは何なのか、なぜキーワードが重要なのかを理解しておきましょう。
SEOとは
SEO(Search Engine Optimization)とは「検索エンジン最適化」のことで、検索エンジンで上位表示させるための施策のことを言います。
SEO対策を行い、狙った検索キーワードで上位表示されるようになることで、自社で望んだ潜在顧客とより多く接点を持つことが可能です。Webマーケティングの中でも、成果を上げるために重要な施策の一つです。
キーワード選定の必要性
なんとなく思い浮かんだキーワードでコンテンツを追加しても、サイトの方向性や必要な内容がわからなくなってしまいます。
検索キーワードには、ユーザーの検索意図が隠されています。適切なキーワードを選定してSEO対策を行うことで、自社の商品やサービスのニーズがあるユーザーの獲得につながるのです。
選定するキーワードを間違えてしまうと、情報を届けたいユーザーに見てもらえない、検索順位が上がってもユーザーの流入が少ないといった結果になりかねません。
狙ったユーザーに自社サイトの商品やサービスを届けるためにも、キーワード選定は重要なのです。
SEOキーワードの種類と分類
SEO対策のためにキーワードを選定する際は、キーワードの種類や分類についても知っておきましょう。
一般的にキーワードは「検索ニーズ」と「検索ボリューム」を基準に分類できます。
検索ニーズ
ユーザーの検索ニーズによって、「したい」「知りたい」「行きたい」「買いたい」の4種類のキーワードがあります。それぞれの特徴は以下の通りです。
Doクエリ(〜をしたい)
「〇〇をやりたい」といった、行動を起こしたい意図があるキーワードです。例として「SEO やり方」「Web集客 方法」といったキーワードが挙げられます。
Knowクエリ(〜を知りたい)
「〇〇を知りたい」といったニーズがある際のキーワードです。
情報を知りたい、問題解決したい、といった意図があります。例として「SEOとは」「BtoBとは」といったキーワードが挙げられます。また、Knowクエリは他の3つに当てはまらないキーワード全般を指すこともあります。
Goクエリ(〜に行きたい)
「〇〇に行きたい」といったニーズがあるキーワードです。社名や店名と「本社」「住所」など、場所を探すキーワードなどが該当します。
Buyクエリ(〜を買いたい)
「○○を買いたい」といったニーズがあるキーワードです。
「飛行機 予約」「掃除機 通販」「コンサルティング セミナー」など、購入や契約といったその先の行動につながるキーワードが該当します。
検索ボリューム
検索ニーズのほか、検索ボリュームでも分類できます。検索ボリュームによる分類は、「ビッグキーワード」「ミドルキーワード」「スモールキーワード」の3種類です。
ビッグキーワード
月間の検索数が10,000以上の、検索ボリュームが大きいキーワードのことを指します。「SEO」「東京」「ホテル」など、1~2ワードで構成されることが多い点が特徴です。
ビッグキーワードである=そのキーワードで検索する人が多いとなります。検索結果で上位に表示されれば多くのアクセスを見込めますが、その分競合が多くなってしいます。
また、ビッグキーワードはワード数が少ないため、様々な検索ニーズが予想されます。
「SEO」と検索したユーザーでも、「SEOについて知りたい」「SEO対策のやり方を知りたい」「SEOの事例を知りたい」など、それぞれ欲しい情報が異なるのです。
ビッグキーワードで対策を行う場合は、こういった複数の検索ニーズを満たすコンテンツを作る必要があります。
ミドルキーワード
月間の検索数が1,000~10,000で、2~3ワードで構成されることが多いキーワードのことを指します。
「SEO」がビッグキーワードだとすると、「SEO 方法」「SEO ツール」などがミドルキーワードになります。
ビッグキーワードよりも検索意図がわかりやすく、ターゲットを把握しやすい点が特徴です。しかし、スモールキーワードよりは抽象的なので、細かいニーズの把握をすることは難しいでしょう。
ミドルキーワードがあることである程度のアクセスを得られることはもちろん、内部リンクの置きやすさにも影響があるため、SEO的に重要なキーワードなのです。
スモールキーワード(ロングテールキーワード)
スモールキーワードは「ロングテールキーワード」とも呼ばれ、月間の検索数が1,000以下で、3ワード以上になっていることが多いキーワードです。「SEO 効果 期間」「SEO 方法 初心者」などが例として挙げられます。
ビッグキーワードに比べると検索数はかなり少なくなりますが、競合が減るため検索上位を狙いやすくなります。また、3ワード以上あるためユーザーのニーズがわかりやすく、コンテンツ作成のためにも重要なキーワードなのです。
SEO対策のキーワードの決め方のコツ
サイトのテーマや目的
「商品やサービスを売りたい」のか、「情報を伝えたい」のか、Webサイトにはそれぞれ目的があります。例えば、「新築物件」や「中古物件」の情報が掲載されているサイトに、「SEO情報」に関するコンテンツが掲載されていると、ユーザーはどう思うでしょうか?
ユーザーが求めていない情報であることはもちろん、統一性のないテーマのコンテンツがあることで、ユーザーの不信感にもつながってしまいます。
そのため、まずはサイトのテーマを改めて明確にし、「申し込みを増やしたい」「商品を購入してもらいたい」など、どのような結果を求めるのか明確に決めたうえでキーワード選定を行いましょう。
キーワードの種類
キーワードには、検索ボリュームによって種類があります。
必ずしも検索ボリュームが大きいほうがいいとは限りません。検索ボリュームが大きいビッグキーワードであれば、検索数は多いですが競合も多いため上位表示させることが難しくなります。
そのため、スモールキーワードなど上位表示しやすいキーワードから対策するのがおすすめです。検索数は少ないですが、ユーザーニーズを把握しやすいため、コンバージョン(成果)につながりやすいメリットもあります。
SEOのキーワード選定をする5つの手順
1.ターゲットの悩みを書き出す
2.悩みごとにキーワードを考える
3.軸となるキーワードを決める
4.複合ワードを考える
5.最終的なキーワードを決める
1)ターゲットの悩みを書き出す
まずは、自社でよく顧客に尋ねられる質問や、潜在顧客に想定される悩みを書き出していきましょう。どんな人が自社のサービスに興味を持つかを考え、悩みの形式に言語化すること必要があります。
よくある悩みを網羅的に書き出してみましょう。
2)悩みごとにキーワードを考える
それぞれの悩みを持っている人が、検索しそうなキーワードを検討します。
実際にそのキーワードを検索してみて、サジェストをチェックしましょう。そうすることで、実際に検索されているキーワードを知ることができます。
3)軸となるキーワードを決める
多数の検索キーワードと向き合い、検索サイト全体にとって重要なキーワードを選定します。検索ボリュームが大きく、潜在顧客とのマッチングしているワードを軸にするとズレることがありません。
4)複合ワードを考える
軸となる検索キーワードで検索順位1位を獲得するために、まずは複合ワードでSEO対策したページをつくっていく必要があります。
軸となるキーワードで検索してみたときのサジェストキーワードなどを参考に複合ワードを調べましょう。軸キーワードに他のキーワードをかけ合わせた複合ワードで1位をとることにより、軸となるキーワードでも上位に表示されやすくなります。
5)最終的なキーワードを決める
様々な複合ワードを出したら、ユーザーニーズに合ったキーワードを絞っていきます。
ある程度絞れたら、検索ボリュームや競合サイトを調査しましょう。ビッグキーワードだと競合が多く、スモールキーワードだと大きな成果にはつながらない可能性があります。
検討しているキーワードで実際に検索し、競合サイトをチェックして自社のWebサイトが上位に表示されるよう施策を考えることが大切です。
競合サイトに勝てるかどうかはもちろん、ユーザーニーズなども考えながらキーワードを決定していきましょう。
まとめ
今回は、SEO対策におけるキーワード選定について解説いたしました。
キーワード選定をしっかり行わないと、狙ったターゲット層にサイトを見てもらえない、検索順位が上がってもユーザーの流入が増えないなどの可能性があります。ターゲットに自社サイトの情報を届けるためにも、適切なキーワードを選ぶことが重要なのです。
キーワードを選ぶ際は、「検索ニーズ」と「検索ボリューム」をチェックすることも重要です。
有限会社テイク・シーではSEO対策についてのご相談も承っておりますので、お気軽にご相談ください。